麻薬には絶対に手を出すな、脳内麻薬エンドルフィンに手を出せ

エンドルフィンという物質を知ってますか?

人が幸福を感じる裏には、必ずといっていいほどこの物質が関与しています。簡単に言うとエンドルフィンとは脳内で機能する体内伝達物質の一つです。

エンドルフィンは通称「脳内麻薬」や「ハピネスホルモン」と呼ばれており、人が感じる精神&身体的苦痛を和らげ(モルヒネの6.5倍もの鎮痛効果がある。)、また免疫細胞を強化して病気や癌の予防に役立ち、さらに脳に多幸感をもたらすこともわかっています。

人が幸福を感じるためには欠かせないホルモンなのです。

以前テストステロンというステロイドホルモンの話をしましたが、このエンドルフィンも豊かな人生を満喫する上では欠かせない体内伝達物質といえるでしょう。

テストステロンについてはこちらを参照:

テストステロンを制するものは人生を制する!?

さて、麻薬に手を出してはいけない本当の理由は、麻薬はエンドルフィン受容体にエンドルフィンと同じ作用をすることで、脳がもはやエンドルフィンを分泌しなくてもよいと判断してしまうからです。

そうなってしまうと、もはや幸福を感じるためには麻薬を体外から摂取し続ける以外に方法がなくなってしまうのです。麻薬に依存性、常習性があるのはこのためです。

ゆえに、ちょっとした好奇心や多幸感欲しさに麻薬に手をだすなどまったくのナンセンスだということです。自分の中にすでにある幸福のタネをわざわざ膨大なリスクとお金をかけて求めるようなことは絶対にあってはなりません。

そこで、幸福(感)をより持続させ、ハッピーライフを満喫するには、いかにこの脳内麻薬エンドルフィンの安定的な分泌を促すかがキーとなってくるというわけです。

100%天然由来かつ合法のエンドルフィンですが、脳内麻薬の名の通り、扱いかたによってはこれまた身を滅ぼしかねないので取り扱い注意です。

ではこのエンドルフィンはどのような時に分泌されるかみてみましょう。

低次の欲求を満たす

これはマズローの欲求段階説でいう、下位の欲求を満たすとエンドルフィンが分泌されます。食欲、性欲、睡眠欲、承認欲求などです。

できるだけ美味しいものを(可能であれば)好きな人と食べ、性欲もただ生理的欲求を満たすのではなく、愛情の伴った性行為で満たし、仕事などを通して社会的承認欲求を満たすことで、このエンドルフィンはより分泌され、幸福感をより多く感じるようになっています。

これが全て可能なのってネット民の敵、リア充だけやん!って思いますよね。

その通りです(笑)

しかし、いかにリア充とはいえいつまでもこの方法でエンドルフィンを出し続けられるかは、変化の激しい現代社会では未知数です。

パートナーはいつかあなたのもとを去るかもしれない、仕事では認められるために常に必死に働きつづけなければならない、そういう不確実な未来への不安やストレスがエンドルフィンの分泌を帳消しにします。

極端な話、人はエンドルフィンを得つづけたいがため、一生懸命それを可能にする術を必死に追い求めるのです。

過食症、セックス依存症、ワーカホリックなる病気が、麻薬依存症とまったく同じメカニズムであることがわかりますよね。

しかもこれらの欲求を満たすことで得られるエンドルフィンには、それが行き過ぎないように抑制する物質もセットで放出されるようです。

さらに食欲には美味しいたべものが(現実:高くつきます。)、性欲には信頼できるパートナーが(現実:なかなか出会えません。)、そして、承認欲求には承認してくれる相手や組織が(現実:ブラック企業やパワハラ上司であふれています。)常に必要となるため、どの道これらの方法で幸福感を得続けようとするには無理があるということです。

だから、お釈迦さん(ブッダ)はこれらの低次の欲求を満たすことで幸福を得ようとする行為を否定したのです。

満たそうとても満たしきれない(エンドルフィンが分泌されない)現実が人生に苦痛をもたらすのです。

また、権力や名声、経済的富などへの欲求の根底にあるのも、実はこれらの低次の欲求を永続的に満たそうという試みにすぎません。ゆえにその試みにもやはり限界があるのです。

ブッダが悟りをひらいたあとに、あらゆる権力や富を提示されても見向きもしなかったのはこのためです。

幸福を外にもとめるな、内にもとめよ、とは実は生理学的、脳科学的にも極めて合理的な教えなのです。

高次の欲求を満たす

では低次の欲求がだめなら、高次の欲求をみたしてはどうか。

それでもエンドルフィンは分泌されることがわかっています。むしろ、このエンドルフィンに対しては抑制物質すら働かないとさえ言われています。無限にエンドルフィンの効果を楽しむことができる方法なのです。

周りの環境や運命に左右されずに、みずから幸福(エンドルフィン)を生み出していく、この高次の欲求とはなにか。

それは1つは自己実現、もう1つはそれをも超越した愛するという欲求です。

自己実現とは、つまり周囲の環境に関係なく己の精神的成長や目的を見つけてそれに向かってゆくこと。

そして、愛するとは、環境や他人がどうあろうが、いかように変化しようが、あるがままの今を受け入れ、認めることを指します

ハリウッド映画的な愛憎劇の愛ではないですよ。その愛は単なる支配欲や承認欲求の表れであって愛ではありません。

以上を総合すると、

1. 毎日よく眠る

2. できるだけ美味しいもの、体にいいものを食べ、適度に運動する

3. 信頼できるパートナーと思いやりをもって接し、慈しむ

4. 適度に社会や家庭などの居場所を確保する

5. ものや人(人間関係)に執着・依存しない

6. 己の精神的成長をめざす

7. あるがままの今を受け入れていく

という生き方が、エンドルフィン(つまり幸福)の持続可能かつ最適な分泌方法と言えそうです。

すこしハードルが高そうですね。でも幸い愛するというのはどんな境遇の人にもできるのではないでしょうか。

わたしのブログの他の記事を読んでもらえれば、これらのことも決して難しいことではないことがだんだんと理解いただけると思います。

最後にこちらの動画を紹介します。

わたしのライバル(笑)TED Talksより

ちなみに私がおすすめしている(ある程度苦痛をともなう)筋トレなどの運動もエンドルフィンの分泌を促しますよ。




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それではまた。

TED

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TE.D
TE.D
昭和末期生産型AI投資家。ロスジェネ最後の生き残り。30代で結果的に実質セミリタイア。映画「キャスト・アウェイ」のトム・ハンクスのごとく、このネット大海原の無人島にて一人つぶやいてます。 穏やかで自由かつ豊かな次世代の都心ライフスタイルを模索しながら、日々のささいな経験や気づき、オススメ情報を中心に発信します。

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