資本主義とお金と投資

今日は投資家として、少し、まじめにお金の話をします。

わたしたちは今現在、良くも悪くも資本主義経済社会の中で生きています。というよりも、生かされているといったほうが良いでしょうか。

資本主義社会と聞いて、みなさんはどのようなイメージを持ってますか?

お金であらゆるものが買える世界?

資本家が支配する世界?

もうなんかしんどい世界?(ベーシックインカム、はよ!)

人それぞれ、いろんなイメージをもっているかもしれませんが、どんなイメージを持っているにせよ、今の日本で生きている以上、この資本主義経済社会から逃れて生きることは非常に困難です。

それこそ山に籠もって出家するなり、自力で狩猟生活するしかありません。しかし、今はお坊さんも商売が上手で、不動産や関連ビジネスで強かに儲けて資本主義経済を享受(しかも宗教法人は無税!)しています。

また、おそらく山に籠もっていても、その内、そこは誰々の所有地なのでということで、立ち退きをくらったりするかもしれません。

どうせ逃れられないなら、とことんその仕組みを理解することで、それをうまく利用するほうが良いのかもしれません。また何かのシステム(仕組み)から自由になるには、そこから逃れようとするのではなく、そのシステム全体を理解することが、そこから本当の意味で抜け出す第一歩となります。

システムを維持しているメンバーの大半がそのシステムを深く理解した上で、もうこのシステムは時代遅れだ、必要ないと決めた時に、まったく新しい世界が私たちの目の前に出現することでしょう。

逆にその時こそ、この資本主義経済システムの正念場だともいえます。

前置きが長くなってしまいましたが、本題に入りましょう。

資本主義の根幹は利子にあり!利子を巡るヒューマンドラマ。

資本主義の本質は何かを一言で表すなら、わたしなら利子だと答えます。

そうです、クレジットカードでキャッシングしたら次の月に数%上乗せして返さないといけない、あの利子です。

住宅ローンや車のローンを組んだ時に、数%上乗せされるあの利子です。

銀行に貯金したら、1年後に0.0数%(え、少な!)もらえる、あの利子です。

資本主義経済社会とはこの利子をめぐって展開される人間ドラマだといっても過言ではありません。

例えば、多くの人がそうであるように、あなたがサラリーマンであるとしましょう。あなたが毎日、決められた時間に出勤して一生懸命働くのはなんのためですか?

夢を実現したいとか、出世したいとか、給料ほしいからという個人的な理由でないですよ。システム内の役割としてです。

それは会社の利益に貢献するためですよね?

では、このシステムの中で、会社はどうして利益を出さないといけないのでしょう?

それは借りたお金に利子を付けて返さないといけないからですよね?

それが銀行から借りたお金であろうが、資本家から集めた資金であろうが変わりはありません。それができない企業は、どんなに素晴らしいものであっても退場となります。

わたしたちは、気づいていようがいまいが、なんらかの形でこの利子を払うために常に追い立てられている状態なのです。それが、資本主義経済社会で生きるということです。

昨今話題のブラック企業だって、あなたの憎っくきパワハラ上司だって、好きでそうしているわけではないのです。意識的にしろ無意識的にしろ、皆利子を返すために必死なだけなのです。

そう考えるとブラック企業もパワハラ上司も愛おしくなってきませんか?

きませんね、はい(笑)。

禁断の果実としての利子

今でこそ、この利子というのは、ほとんどの人にとっては当たり前すぎて、当然あるべきものとして受け入れられていますが、利子という概念が生まれたころの中世ヨーロッパのキリスト教では、宗教上禁止されていたのはご存知でしょうか?

ここでは、その歴史については詳しくお話しませんが、利子というのは、本来、宗教上禁止されるぐらいの禁断の果実ともいうべきものなのです。

冷静に考えてみれば、それはそうですよね?

お金とは本来、単なる交換のための手段であって、それ自体には価値はありません。なのに、お金は貸し借りすることで、放っておいても、なぜか増えていかなければならないことになっているのです。

これこそ無から有を生み出す錬金術です。

信用創造のカラクリ

では、そもそも我々が日々支払ったり、受け取ったりするお金というのはどこから来るのでしょうか?

日本においては、日本銀行がお金を刷ります、アメリカではThe Fed(連邦準備制度)における連邦準備銀行の集合体がそれにあたります。

で、日銀が刷ったお金を、日本に無数に存在する銀行たちが借りて、それを会社や個人などに又貸ししていくのです。これが利子を巡るヒューマンドラマの源泉ですね。

で、実はこの過程でも錬金術の魔法が使われています。どういうことかというのを簡単に説明すると、

例えば、日銀が配下の銀行群にこう言います、「君たちが千円を私にあずけてくれたら、ご褒美に印刷したこの10万円をあげるから、それを企業とか個人に貸して利子とってきてね!」と。

こうして銀行はたった1,000円を預けただけで、日銀が印刷した(今はデジタル化しているので、印刷の必要もありません)もともと無価値の10万円を貰い受け、それを企業や個人に貸して、一生懸命働かせて、利子を手に入れるというわけです。

この例だと10万ですが、これが兆単位だとその利子も巨額になります。1,000円の証拠金で10万円の投資をするということは、銀行はいわば、レバレッジ100倍でFXをやっているようなものなのです。

FXトレードの経験がある方なら、それが如何に無茶な投資かわかりますよね?でもこれが資本主義経済社会では当たり前のように行われているのです。

そんなリスキーなことして、銀行や日銀は倒産しないの?と思われるかもしれませんが、心配いりません。最悪、やばくなったら政府が税金を融通して助けてくれます。そしてこれは実はリーマンショック時のアメリカで実際に起こったことなのです。

少し穿った見方をすると、資本主義経済とは中央銀行を胴元とする、壮大なカジノだと言えるかもしれませんね。お正月にも少し触れましたが(年末ジャンボ宝くじを10枚買った結果)、カジノやギャンブルで儲けるのはいつも胴元です。

それはさておき、そんなこんなで、私たちが住む資本主義経済社会においては、お金というのは時間ととももに増える前提(これが共同幻想だとしても。)だということをあらためて抑えておきましょう。

また長くなってしまったので、今回はこの辺で。

それではまた。

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TE.D
昭和末期生産型AI投資家。ロスジェネ最後の生き残り。30代で結果的に実質セミリタイア。映画「キャスト・アウェイ」のトム・ハンクスのごとく、このネット大海原の無人島にて一人つぶやいてます。 穏やかで自由かつ豊かな次世代の都心ライフスタイルを模索しながら、日々のささいな経験や気づき、オススメ情報を中心に発信します。

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