わたしがおすすめしている最強の健康法、筋トレですが、
こちらを参照:
わたしは何も、ただ筋肉をつけてスタイルを良くしよう、
というだけでこの筋トレをおすすめしているわけではありません。
むしろ筋肉がついて見栄えが良くなるのは副産物でしかありません。
筋トレの真の目的は実は、
テストステロンの分泌
を促すことにあります。
ちなみにテストステロンとは何かご存知でしょうか?
テストステロン(Testosterone)とは、一言で言うと男性ホルモンの一種です。
人間ならだれしも本来備わっている体内伝達物質である、ステロイドホルモンなんですね。
で、このテストステロンが体に対して実際なにをしているかと言うと、
・筋肉の発達を促す ・痛みに対する耐性を強化する ・うつ症状を抑え、バイタリティをあげる ・闘争本能や孤独願望を高める ・生殖能力を強化する
なんてことをやってるわけです。
この一覧をみるとなぜ人間(特に男性)にテストステロンが必要だったかわかりますよね。
このホルモンは、実は危険なジャングルをサバイバルするために人間が古来より身につけてきたもっとも重要な体内伝達物質だったのです。
筋肉を発達させて、やる気を起こさせ、敵と戦い、傷を負っても痛みに耐え、獲物を捕らえて、家族を作り(生殖)、それでいて孤高の存在として仲間を無言で引っ張っていく。
まさにジャングルの王者を作るためだけにあるようなホルモン、それがテストステロンの正体なのです。
そして、筋トレには実はこのテストステロンの分泌を促す効果があるのです。
さらにこのテストステロンが筋肉を作る作用がある。
この循環こそが、わたしが筋トレを最強の健康法だとする所以なのです!
筋トレすればモテる、若返る、うつが治る、自信とやる気が湧いてくる、やせる、成功する、
なんてよく言われますが、それは実はこのテストステロンという生理学的(?)根拠によるものなのです。
そんな素晴らしいテストステロンですが、実は30歳頃を境に急に減少しはじめます。
しかも年に1-2%ほどのスピードで減少します。
これが、初老に達するまで30年も続けば当然更年期障害や抑うつなどの諸問題を引き起こすわけです。
しかし、もちろん、われわれの住む文明社会はもはやジャングルではありませんよね?
戦うべき凶暴な野獣も猛毒の大蛇やサソリもいないわけです。おそらく、進化の過程でこのテストステロンはますます必要とされなくなるでしょう。それはそれで結構なこと。
ある研究によると、このテストステロン値が高い人ほどいわゆるブルーカラーの職に就く傾向があり、低い人はホワイトカラーの職に就く傾向があるとのこと。
どちらが良い悪いではなく適正の問題ですが、いわゆるサラリーマンと言われて思い浮かべるのが、スーツを着たホワイトカラーでしょう。
ところが、実際はホワイトカラーに求められるのはブルーカラー以上に過酷なジャングルで必要とされるスキルそのものなのです。
これが問題の根源なのです。
ましてや最近ではブラック企業で働くブラックカラーなる新種までいる。まさに苦界の黒帯保持者。
満員電車、パワハラ・セクハラ上司、理不尽顧客対応、サービス残業、仕事終わりの飲み会、派閥争い、出世競争、とどう考えても昔のジャングルよりやることが過酷で危険ですよね(笑)。
そんな過酷なジャングルで、もしあなたのテストステロンが減少傾向にあればどうなるでしょう?
結果は目に見えています。うつに病気に果ては・・・。考えただけでもゾッとします。
そうなる前に選択枝は2つ。
戦うか逃げるか(Fight or Fright)。
もしも戦うと決めたなら、やるしかありません筋トレ!
そしてどうせやるならテストステロン値をMAXにして戦いましょう!
ではここでテストステロン値を上げる方法をざっくりと列挙しておきましょう。
1. よく寝る
睡眠不足はテストステロン値減少の主原因。
睡眠時間が短い人はテストステロン値が低いということは既に研究で証明されています。
睡眠不足を引き起こすサービス残業や惰性的飲み会は今すぐ断りましょう。
大丈夫、その分睡眠時間を多くとってテストステロン値を上げておけば、文句言うやつとも余裕で戦える(笑)。
ちなみに深酒もテストステロン値を大いに下げるので、飲むなら嗜む程度にしましょう。
2. 筋トレ、筋トレ、筋トレ
前述の通り。やる気がないなら筋トレ、自信が湧いて来ないなら筋トレ、モテたいなら筋トレ、いつまでも若くいたいなら筋トレ。
テストステロンが足りないと思ったらジムへ直行しましょう。
若いうちはテストステロン値上昇→筋肉発達のサイクルですが、アラサーから(もしくはもっと早くから)は筋肉発達→テストステロン値上昇のサイクルを回しましょう。
3. 健康的な食事とプロテイン(タンパク質)を十分とる
これは筋トレするならなおさら必須。むしろプロテインなしの筋トレは消耗するだけです。
しっかり筋トレしたあとは肉や魚、たまごなどで良質なタンパク質をとり、さらに足りない分はプロテインサプリで補いましょう。
亜鉛、玉ねぎ、にんにくなどもテストステロン値を高めてくれます。
ちなみに、わたしのおすすめプロテインはこちら。ホエイ独特の嫌な匂いもなく、ジュースのように飲めてしまいます。価格もお手頃。
4. 一日一回は気分転換を
これは個人個人でストレスを軽減させる方法を見つけるということです。結局テストステロンの一番の敵はストレスなのです。
よくハゲている人は男性ホルモンが多い人と勘違いされていますが、じつはハゲを引き起こすのは”ジヒドロテストロン“という、テストステロンがストレスにより悪玉になってしまったものなのです。
(ハゲが悪いといっているのではないですよ。もちろん遺伝的要素もあります。不思議なもので、筋肉隆々ならハゲもシブくなります。)
せっかくテストステロン値を上げても、ストレスによりジヒドロテストロンになってしまってはもったいない。
ストレス軽減には、わたしの場合は瞑想なども活用します。
そもそも筋トレ自体がストレス発散の気分転換になります。
そのほか子供とおもいっきり遊んだり、釣り、ゴルフ、ギター、映画・音楽鑑賞など、自分が楽しいと思うことならなんでもいいのです。
仕事ができる人は誰よりも遊んでいるとは、実はこのことでもあるのです。
仕事以上に楽しいことを真剣にやりましょう。
この他にもテストステロン値を上げる方法はありますが、細かいので時間があればこれを読んでください(洋書でごめんなさい)。
ただし、テストステロン値も上げすぎると暴走して、無駄な暴力沙汰や浮気・不倫・W不倫(笑)などを引き起こしかねないので、しっかりと鋼の理性と知性でコントロールしてくださいね。
テストステロンの副作用はこちら。
ちなみに、筋トレにはテストステロンだけでなく、ハピネスホルモンであるエンドルフィンも分泌されます。やる気がでるだけでなく、ハッピーな気分にもなれるならやらない手はありません。
エンドルフィンについてこちらを参照:
それではまた。
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