わたしの好きな言葉に次のようなものがあります。
謀を帷幄の中に運らし勝つことを千里の外に決す。
(読み)はかりごとをいあくのうちにめぐらし、かつことをせんりのほかにけっす。
これは中国の漢書に出てくる一節で、漢の高祖が、部下の軍師である張良の軍事的才能を讃えて言ったとされる名言です。
で、なんでこの言葉が今の現代社会にこそ重要なのかというと、これつまり今でいう、
”引きこもる”
ことの重要性を説いてるんですよね、すでに2000年以上も前の中国で。やばいでしょっ。
(以下、都市伝説芸人、関さん風(笑))。
「謀を帷幄の中に運らし」ってのは要は、自分の部屋なりオフィスに引きこもって作戦を練るってこと。
でもそれは多くの人を動かせる軍師の立場だったから可能な話でしょ?
って思うよね。でもそれはまったく違うのね。
今はパソコン(あるいはタブレット端末や携帯)1つで勝つことを千里の外に決することができる時代なんだよね。
だれもが、部屋に引きこもりながらにして、千里の外に勝利を決するチャンスがある時代なんだよね。
なんなら世界において、日本人1億総軍師になれる可能性だってあるわけ。
ワクワクするでしょ。それに名軍師になるのに徳の高い王も大勢の兵隊も、たくさんの人をあやめる必要もないわけ。
もう新しい時代の幕はとっくの間に開いてちゃってるんだよね。ヤバいよね。ほんと。
お金が必要なら、部屋に引きこもりながら、ネットビジネスしたりオンライン投資したり、アイデアを練ってクラウドファンディングしたり。
モノが必要なら、オンラインで調達できないものは今やほとんどない。
わたしのように、海外の不動産を日本(やその他の場所)にいながらにして、管理・運用することもできる。セキュリティーですらカメラやセンサーを使って遠隔管理が格安にできる時代。
当然お金のやりとりや作業指示もすべてオンラインで完結できちゃう。今後もっともっと引きこもる時間をもてるよう謀りごとを巡らしてます。
わたしの友人の1人も、NYでレストランのオーナーしてて、彼もほとんど店には顔を出さず、家にいながらにして監視カメラを時折チェックする程度。あとは重要決定事項を自室で黙々と練るみたいなことしてたり。
これってまさに、漢の時代の張良と同じことやってるんですよね。
あなたの周りにもいませんか?
うちの上司(社長)、自分のオフィスに引きこもって、何やってんのかさっぱりわからん、給料泥棒でしょ、みたいな。そういう人ほど実は名軍師だったりするんです。
なんか、”引きこもりってやばーい”、みたいにほんの一部の極端な事例あげてネガティブキャンペーンをいまだにやってるのって日本のマスコミくらいのもんよ。
チャンスがあるなら、あらゆる手段を使って引きこもれ、がもはや世界の潮流です。
逆に、この時代において本当にやばいのは、引きこもって謀りごとを巡らす時間すらないことです。
忙しさ自慢したり、時間がないことがまるで重要人物の証明かのように錯覚する思い込みこそが、本当にやばいのです。
または、マスコミに踊らされて、引きこもりを理由もなく嫌悪し、のこのこ出かけては自分の好きでもないことや人の謀りごとのためにむやみに踊らされることです。
(もちろん生来的に、活動的な人は引きこもっちゃダメよ。そういう人はホリエモンよろしく、多動力を存分に活かすべし。でもホリエモンすら刑務所で引きこもってたからこそ一回り成長して出てきたんだろうけどね。)
さぁ、みなさん今日も大いに引きこもって、千里の先に勝利をものにしようではありませんか!
ではまた。
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