いきなりですが、みなさんは、
ご自身の人生が豊かだと、100%の自信を持って言えますか?
あるいは、いつもそうだと(単なる言い聞かせやアファメーションの類ではなく)心から感じて生きていると言えるでしょうか?
「日々を食いつなぐので精一杯だよ!」
「毎日残業、残業で豊かさなんて考えてる暇ないよ!」
「将来のことが心配で豊かさなんて感じてられないよ!」
「毎日出費ばかり気になって、寝てもいられません。」
なんて声が聞こえてきそうですが、いかがでしょうか?
実は、上記のような声は過去の私自身のものでもあります。
このような考えで頭がいっぱいになっていると、生きること自体が本当に苦しく、無味乾燥とした世界でただ一人苦闘しているのような気になってきます。
そこで、このような不安や焦りに追い立てられ、なんとかお金と自由を手に入れるべく、人は様々な行動にでるわけです。
自己啓発やビジネス系のセミナーに手あたり次第に出てみたり、株式投資やFX、不動産投資やネットビジネスに、果てはネットワークビジネスにといろいろとやってみるわけです。
もちろん、行動することは素晴らしいことですが、それである日、いきなり大金を稼いで、自由と幸福を手に人生サイコ~!
Happily ever after…
なーんてエンディングを迎えた人はどれだけいるでしょうか?かなり怪しいものです。
多くの人は、それらの行動を起こして失敗し、さらに不安だけを膨らませるか、多少の成功を経験しても、もっともっと、とますます大きくなる欲望に追い立てられるか、はたまた得たものを失うのではないかという恐れや焦りだけが募るかで、かえって人生の本当の豊かさから遠ざかってしまうというパターンも少なくないのではないでしょうか。
これではいつまで経っても本当に豊かな人生を手にすることなどできないし、むしろ欠乏感だけが日に日に募り、生きること自体が苦しく嫌になっても何の不思議もありません。
行動の原動力を観察する
ではなぜこのような負のスパイラルに陥るのかというと、それは、
あなたの行動の原動力(エンジン)が結局は恐れや不安になっているからなんです。
これに気づいているかどうかで人生は180度変わってきます。
恐れや不安を原動力にした行動がもたらす結果は、それがいかなるものであってもさらなる恐れや不安を呼び込みます。へたにそれで成功でもしようものなら取り返しのつかないところへ行ってしまうかもしれません。
一般的な意味での成功と呼べるような結果は得たものの、本当に心から欲していたものと全く違う状況や人間関係にまきこまれ、幸せとは程遠い人生を歩むことになるかもしれません。
一方、もしあなたが恐れや不安を言動力をエンジンに頑張った結果、失敗したなら、それは人生が『そっちじゃないよ。』と優しくあなたに諭していると考えたほうがいいでしょう。
そういう私もほんの7、8年くらい前まではそのような負のスパイラルに落ちいり、不自由で欠乏感に溢れる毎日をごまかしながら、なんとか生き延びていました。
もう慣れてくると、むしろそういう日常が普通になってきて、もっと豊かな人生が実際にあり得るという事実にすら目を向けようともしなくなります。
私の話はまた別の機会にすることにして、ここまで私の記事を読んで下さっている方は、まだそこまでには至っていないと思います。
人生は本当にこんなものなのだろうか?もっと自由で豊かな人生を歩むことはできないだろうか?
と思っているからこそ、私のこの記事を半信半疑でも読んで下さっていると思います。では、ここで少し本題に入っていきましょう。
豊かさの定義を見直す
まず、あなた自身の人生が豊かではないと感じていたり、なにか常に満ち足りない、漠然とした不安や欠乏感を常に感じていているという場合、次のことがあてはまる可能性があります。
それは、実際に豊かではないという訳ではなく、
豊かさについての観念、信念、また根本的に豊かさそのものの定義が間違っている!
ということです。
人は常に己の信念や考えをベースに行動をおこします。
例えば、あなたが毎日仕事で1日の大半を会社で過ごすのは、働いて稼がないと生きては行けないという信念や観念を持っているからです。
豊かになるために行動を起こす。これは何ら間違ったことではありません。しかし、もしその豊かさについての概念や定義がそもそも根本的に誤っていたとしたらどうでしょう。その行動がもたらす結果があなたの人生を本当の意味で豊かにすることは不可能ですよね?
しかし、あなたが豊かさについて誤った概念を持っていたとしても、あなた自身には何の罪もありません。それは親、学校、会社、メディア、国などのいずれか、またはその全てによってもの心ついた頃から少しずつ、巧妙かつ確実に刷り込まれてきたのですから。
あらゆる洗脳を見つめ直す
ここで、はっきりしておかなければならない事実があります。
国はあなたの人生の豊かさには興味ありません。
あるのは税金をいかにより多く払ってもらうかの一点です。
メディアはあなたの人生の豊かさには興味ありません。
あるのは商品やサービスに興味を持たせ、いかにより多くのお金を払ってもらうかの一点です。
会社はあなたの人生の豊かさには興味ありません。
あなたがあなたの人生の大半の時間を費して、どれだけ会社の利益に貢献してくれるかの一点です。
学校はあなたの人生の豊かさには興味ありません。
あるのは、あなたが言われるままに勉強し、学校の評価を上げることだけです。
親はあなたの人生の豊かさに興味ありません。
あるのはあなたが、上で挙げたもので構成される社会というものの中で”立派”だと言われるようになってほしいだけです。
違うでしょうか?
もちろん、運が良ければ、あなたに本当の意味で豊かで幸せに生きてほしいと願う素晴しい親、教師、会社の先輩や経営者、あるいは国のトップ(うーん、これは特に信じがたし(笑)。)に出会うこともあるでしょう。
まずはシステム(仕組み)全体を観察し理解する
しかし、それら個々の特性に依存する要素を抜きにすると、この社会システム自体は、あなたから、あなたの人生の本当の豊さかさから目を背けさせるべく作られ、成り立ってしまっているのが見えてきませんか。
良い悪いではありません、ただそうなってしまっているというだけのことです。
何かを理解しようとする時は、システムの一部分ではなく、システム全体を観察することが、そのシステムから自由になるための第一歩です。(これは非常に重要なので、また別の機会に触れたいと思います。)
で、誰が作ったかは知らないが、やはり存在するこのシステムがあなたに植え付けてきた誤った富や豊かさの概念とは基本的に、
人生の豊かさ=経済的に裕福であること
もっと簡単に言うと、
人生の豊かさ=お金持ちであること
です。
そりゃそうですよね。だってあなたにもっと税金払って欲しいし、命削って会社の利益のために働いてほしいし、別に必要なくても商品サービス買って欲しいですもの。
そりゃ、お金をもっともっと稼ぐことが人生の豊かさって信じて、信じて、信じ切ってもらわないと、もう困っちゃいますよ。そう信じる人が大多数でないと、今の社会システムは根本から音を立てて崩壊してしまいます。
しかし、上の等式を静かにじーーーっとながめていると、だんだんとそれがへんだということに気づくはずです。等式 として全く成り立っていません。インチキも甚だしいですね。小学校一年生でも一瞬でわかるくらい誤った等式です。
しかし、驚くべきことに、現実は多くの人が、この等式が正しいと思って日々行動しているのです。
少し長くなってしまったので、続きは次回にお話しようと思います(記事はこちら:今この瞬間あなたの人生を100%豊かにする唯一の方法 その2)。
それではまた。
TED