リタイア後の移住先としても、最近日本人に注目されている国マレーシア。
今回は一週間のマレーシア出張で感じた、クアラルンプール とペナン島についての印象を書いておきます。
とにかく物価が安い!
これは”東南アジアあるある”ですが、やっぱり安い。
クアラルンプールは大都市で、シンガポールと比べても遜色ないほどの都会ですが、その物価はシンガポールの1/2、物によっては1/3じゃないかというぐらい。
例えば、航空券。ANAのビジネス正規料金で約26万。これがハワイだと50万以上するので、ほぼ半額。
ましてやパッケージツアーや格安航空券の安さは言わずもがな。
そして、ホテル。わたしが今回滞在したマンダリンオリエンタル。
https://www.mandarinoriental.co.jp/kuala-lumpur/petronas-towers/luxury-hotel
最上階のお部屋で、プライベートクラブラウンジでのサービス(朝食、アフタヌーンティー)やラウンドリーの無料サービスなど、至れり尽せりで一泊3万ほどです。
おそらく東京なら軽く6万以上はするので、これも半額以下。
不動産価格も、KLCC(クアラルンプールシティセンター)のど真ん中にある物件でも、中古タワマンなら300平米で$1mなんてザラにあります。
不動産をお探しなら、まずはこのサイトでいろいろ物色してみてください。
その他、レストランやゴルフ場などの物価の安さは言うに及ばず。
東京でできることが大体1/2またはそれ以下のコストでできてしまうので、これはお得。
しかも、KLは急速に発展し続けているのが、肌でひしひしと感じるほど。至るところに新しい高層ビルやマンションの大規模開発が進んでいます。
東南アジアの混沌とした感じがちょっと苦手・・・と言う人も安心して過ごせるほどインフラ整備も進んでいます。
英語がちゃんと通じる
これもKLの良い点の一つ。ここはかつての英国領。英語もちゃんと通じます。
ただ、マレーシアはマレー系、中国系、インド系の人たちなどで溢れる、まさに人種のるつぼ。
それぞれの出自によって、強烈なアクセントを持つ人もいて、聞き取りづらい場合も多々ありますが、基本は生活したりビジネスしたりする上では全く問題なし。
どうやら、公立の学校では英語教育は必修科目なので、ほとんどの人は英語ができるのですが、少数ですが、中国人学校、インド人学校、あるいはムスリム系学校のみ行ったという人の中には英語が喋べれない人もいます。それらの学校では英語が必須ではないのだとか。
そういえば、最近YouTuberのバイリンガールchikaさんが、KLにプチ移住したらしいので、こちらも参考にしてください。
一年中暖かい!
ここはやはり赤道直下の東南アジア。
日本の厳しい冬の寒さが嘘のように暖かいです。て言うかむしろ暑い。
でも日本の真夏のようなうだるような暑さでもないので、わたしのような寒さが苦手な人には絶好の逃避場所になりそう。
寒さやインフルエンザ、風邪で苦しむくらいなら、いっそこの時期はマレーシアで過ごす方が経済的だし、健康的なのは間違いないです。
東南アジアにおける立地のよさ
KLからタイまで飛行機で約2時間、シンガポールまで1時間と、東南アジアにおけるKLの立地の良さもポイントです。
その他の東南アジアの諸国にもアクセス良好、ここを拠点にして、東南アジアを遊び尽くすのがベストではないでしょうか。
しかしKLで唯一の欠点は、海やビーチがないこと。
ただ、今回行ってきたペナン島など数あるマレーシアのアイランドリゾートまで飛行機で1時間程度で行けるので問題ありません。


ご覧の通り、ペナン島の雰囲気や気候はハワイのそれと遜色ありません。それでいて、コストは1/2、あるいは1/3です。
ハワイは物価が高すぎて手が出ないと言う方は、ぜひ一度訪れてみてはどうでしょう。
この周辺の不動産も、例えば、絶景の高台にある150平米以上のコンドミニアムが数千万円で買えちゃいます。

ペナン島は単なるリゾートアイランドかと思いきや、リゾートホテルから車で15分くらいでいけるジョージタウンに行くと、景色は一変。いきなり都会の大きな街が現れます。
なかでも、注目なのが旧市街。
マレーシアの古き良き(?)時代の雰囲気が味わえる場所がここ。
歩いて数分のところに仏教、イスラム、ヒンドゥーの寺院が共存しています。まさにるつぼとはこのこと。
地元タクシー運転手談では、イギリス統治時代に、民族や宗教間の対立を防ぐためにこのように作られたのだとか。
それは今でもマレーシアでは宗教間や民族間の大きな紛争は聞いたことがありません。
この辺のマレーシアの歴史・政治・宗教などは今後勉強したいと思います。

今回はなんの前知識なく乗り込んだマレーシア。その物価の安さ、人種、宗教、文化のるつぼ、経済発展のダイナミズム、どれをとってもエキサイティングな国であることに間違いなさそう。
ということで、今回は1週間のみの滞在だったので簡単な紹介になりますが、今後何度も訪れてみたくなったので、続報乞うご期待。
それではまた。